長い一日

25日金曜日。
朝からビーンバックチェアに寝たまま。
自力ではもはや起き上がれない。
時間を見計らって、起き上がるのを手伝い、庭のおトイレへ。
歩くのも大変。
デックの階段を踏み間違えそうになるので手伝う。

方向性を失ったのか、癌が骨髄に転移してるのか。。。
円を描くように歩く。ゆっくりと、1歩づつ。
うんちも出ない。

水を大量に飲み。そのまま一階トイレの便座近くで吐く。
茶色の何かが混じってる。血?

閉院時間間際に獣医さんへ。この時間が一番混まないから。
待合室に看護士さんが様態を訊いて来た。
昨日より変化なしと応える。水を吐いたことも伝える。
様態は悪化してるとのこと。
手の施しようはほとんどないとのこと。
「安楽死」とその後の説明を受ける。
それでもドクターブライアンに会いたいのか?と訊かれ、「Yes」と応えた。

診察室にて、「今夜お父さんが出張から帰って来るから、それまで保たせたい。」と伝えた。
「じゃあ、鎮痛剤と胃の調子を抑える注射をしよう。でも決断は早い方が良いよ。この子は今激痛に苦しんでいるから。」
と、ドクターブライアンは言い優しくハグしてくれた。

涙が止まらなかった。